頭の中に種をまく

その時々に読んだもの、見たもの、聞いたものについて考え、紹介します。

政治

台湾の歴史を手軽にしかし真剣に学ぶために - 書評: 胎中千鶴『あなたとともに知る台湾』

胎中千鶴の『あなたとともに知る台湾』を読みました。 少し時間は経ちましたが、この連休中に台湾に行きました。観光のためだけに海外に出かけるのは随分久しぶりのことでした。 せっかく台湾に行くのだからといくつか歴史関係の本を読んでみたのですが、こ…

世界の今を知る - 書評: ハンス・ロスリング『ファクトフルネス』

ハンス・ロスリングの『ファクトフルネス』を読みました。 私は一時期国際協力に興味があり、いろいろと勉強していました。この本には世界の今の姿をどのくらい正確に理解しているかというテストがあって、著者が出題した限りでは、全問正解した人はいなかっ…

政治とは何のためのものか? - 書評: 橋爪大三郎『政治の哲学』

議会の議席数とか、日本にどんな政党があるかといったことは、学校の政治経済でも教わりますし、社会に出れば教養として知っておくべきこととみなされます。しかし、なぜ議会というものが生じたのか、なぜ政党というものが生じたのかという質問に対しては、…