頭の中に種をまく

その時々に読んだもの、見たもの、聞いたものについて考え、紹介します。

先祖に思いを寄せる

今日は法事のために親族が集まる機会がありました。そこで一族のルーツがどこにあるのかということが話題になったのですが、どうも、織田信長に仕えたある武将に由来するようです。農業を営んできた家系なので、何のいわれもないものとずっと思っていました。

 

もっとも、われわれのいる川下の部分と戦国時代の川上の部分との間には家系図に大きな空白があるようですので、本当にその人物が先祖なのか分かりません。それに、たとえそうであっても、すでに20代くらいは代が下っているものと思いますので、そこから受け継いでいる遺伝子は0.5の20乗、0.0001%にすぎません。これでは何のご利益もなさそうです(そして、その人物自体あまり良い意味で名の知られている人ではありません)。

 

それでも、そういった時代に自分のルーツがさかのぼれるかもしれないと思うと、遠い昔の歴史が、いくらか身近に感じられます。どんな人にももっとずっと古い時代から先祖がいて、それが当たり前のことであるはずなのですから、なんだか不思議なものです。