デザインあ展の感想
日本科学未来館で開催されている、「デザインあ展」を見てきました。日曜だけあってさすがに混雑していましたが、落ち着いて見られないほどではありませんでした。
一番面白かったのは「体感の部屋」です。ここでは、デザインあの番組と同じ映像が、しかし部屋の四方の壁に360度映されるよう再編集されて、迫力のある音楽とともに上映されていました。「森羅万象」や「解散!」などはとくに、テレビの画面で見ても感心させられるものが、その映像に囲まれることでさらに新たな発見をさせるものになっていました。
もう一つ印象的だったのは、「概念の部屋」です。これは、観念の部屋と呼ぶべきもののようにも思いましたが、それはさておき、たとえば時間といったものを人がどのように形式的に受け入れ理解しているかということを明らかにしようとするものでした。それは、日常的には疑わないことを改めて考える、哲学的な行為でもあります。
あまり大きな展示会ではないので、一時間くらいで全体をざっと見ることができます。デザインあが好きなら、ぜひ見に行くことを勧めます。