頭の中に種をまく

その時々に読んだもの、見たもの、聞いたものについて考え、紹介します。

転職を前に日常を楽しむことの価値

退職前の最後の一週間を過ごしています。社内でお世話になった人や取引先に挨拶をしたり、仕事の引き継ぎをしたりと、忙しい日々が続きます。前もって準備をしておけばよかったと思うことは多々ありますが、少なくとも誰かに大きな迷惑をかけるということはなさそうで、多少安心しています。

一つ心残りとしては、今の仕事と次の仕事との間にいくらかの間をおけばよかったということです。私としてはとくに有給休暇をすべて消化するということにあまり興味がなく、休みをとるよりは早く新しい仕事をはじめたいという思いでした。そこで、退職日の少し前に何日かの有休をとることはしましたが、退職のすぐ翌週から新しい職場で働くようスケジュールを決めていました。

 

しかし、退職の直前は、思っていた以上にいろいろなことが起こります。たとえば、私はとくに人付き合いをしていたほうでもないのですが、最後となると、いろいろな人に夕食に誘っていただいています。これはとてもありがたいことなのですが、本音を言えば、もう少し家族とゆっくり過ごす時間も確保できると思っていましたし、できるならそうしたかったです。そのためには、一週間くらいであっても、間をおくべきでした。新しい仕事では、どうしても家族と過ごす時間は減ってしまうので、少しだけでも落ち着いた時間があればよかったです。

 

週末は三連休なので、あまり遠くにではありませんが、泊りがけで出かける予定です。これはこれでよい思い出になるでしょうが、それと同時に、家族との日常もいまは普段以上に深く楽しめると思います。