頭の中に種をまく

その時々に読んだもの、見たもの、聞いたものについて考え、紹介します。

思い切りよく「そもそも」と自問すること

「そもそも」という言葉は、好き嫌いが分かれると思います。これが好きか嫌いかは、労力を費やしたことに対する価値観の違いで決まるところが多いように思います。


いわゆるサンクコストに見切りをつけて新しいことに取り組むのがよい人は、そもそもという言葉が好きなのではないでしょうか。反対に、せっかく苦労をしたのだからとさらに努力を重ねる人は、そもそもという言葉は嫌いかもしれません。


私はこの言葉が好きです。かと言って、サンクコストが気にならないわけでもありません。それまでの努力をなんとか実らせようとして袋小路に迷い込むこともしばしばあります。


しかし、経験的に、心が晴れ渡るように思うのは、立ち止まり振り返りそもそもと考えて、全く違う観点からものごとを捉えなおすときであることがほとんどです。今日は、ここ数週間のあいだずっと頭の中にもやもやと居座っていたにもかかわらず前提として受け入れてしまっていたことを、あえて反省の俎上にのせてることができました。それが吉と出るか凶と出るかはまだ分かりませんが、少なくとも心は晴れやかです。


懸念は、後戻りが難しくなる前に、都度ごとに解消していきたいものです。