頭の中に種をまく

その時々に読んだもの、見たもの、聞いたものについて考え、紹介します。

資料整理のジレンマ

資料をどのように整理するのが最適かということは、永遠の問題でしょう。新しい技術やツールが登場して、それが便利であるからと手法を切り替えるたびに、資料の整理の仕方にどうしてもいくらかのギャップが生じます。仕事の引継ぎのために資料をまとめていると、つくづくそれを感じます。

 

多少の効率改善であれば、むしろ古い方法を使い続けるほうが、長期的にも結局はよく整理されているということにもなるのでしょう。しかし、大きな改善であれば、それを採用しないことは即不利益へとつながります。しかも、そうした大幅の進歩こそ、その前後での整理の仕方が大きく異なるわけですから、一貫性はより損なわれてしまうことになります。その時々での最善の手法を取り入れるからこそ、振り返って見たときに、何がどうなっているのか分からないということになりかねません。

 

長く使い続けられるやり方を見極める目を養いたいものです。